武学館では、空手道以外にもいろいろな武道の稽古をすることができます。柔術、剣術、杖術、中国武術などなど。前回り(前転)などのマット体操をしながら受け身技は幼いころから稽古します。小学生中学年を超えると空手道以外の武道も学び、幅広い武道経験を積んでいきます。投げ技だけでなく、刀などの伝統武道の道具の扱い方も学びます。

 袴を着て稽古します。剣術(居合道等)や杖術を通じて日本の伝統武道の歴史を学びます。他の伝統武道の稽古場を見学したり、専門の先生の講習を受けながら、様々な角度から武道を考える見識を養います。いろいろな武道を知ることで選択肢が広がり、子供たちの将来への可能性を広げることができます。国際化が進む中、外国語で日本の伝統文化を語れる基礎にもなります。

 小学4年生になると柔術を学ぶことができます。個人差はありますが、身体の成長度を考慮して投げ技の稽古を始めます。柔道ではなく、胴着や着衣を掴まない投げ技の稽古を行います。徒手武道の基礎として「投げ技」はとても大切なため、できるだけ練習生みんなに経験してもらいます。柔道経験者や合気道経験者の指導も稽古に加わることもあります。

 

 護身術として武道の稽古を行います。試合や発表会の稽古以外に実践的な武道の技を学ぶ経験を持つことができます。いろいろな状況を想定して「この時はどうする?」という「考える武道稽古」をします。ただ試合で勝つ、演武会で入賞をするという勝敗にこだわる稽古ではなく、日常で「遭遇するかも・・・」という課題をもって様々な対処法を身に着けることを目的としています。